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☆9月5日 晴れたり曇ったり 21℃/14℃ 毎年、秋一番に出回るリンゴは何種類かあるけれど、 これはその一つのDiscoveryというリンゴ。 8月下旬から9月上旬の短い期間にだけ出回る。 1週間ほどしか新鮮さを保てないので、収穫の適時も難しいようだが、 このリンゴから毎年のリンゴのシーズンが始まると言うことで、 生産量は少なくても、英国では非常に重要な位置を占める品種になるらしい。 このリンゴが八百屋やファーマーズマーケットに並ぶと、 「ああ、今年もリンゴの季節が始まったんだ~♪」と、なんだかうれしくなって、 ちょっぴり値段も高いけれど、 初物だというわけで、つい買ってしまう。 どこかひなびた昔風の味で、今の流行に合うような味ではないように思うのだけれどね。 味が古臭いので、随分古い品種かと思いきや、 1940年代に発見された(名前もずばり、Discovery!)ということだから、 比較的新しい品種なんだよね。 (おとっつあんもしくはおっかさんは、 Worcester Pearmain という19世紀の早稲種。) 果肉は実に真っ白である。 デザートアップルなので、そのまま食べる。 ちょっと早過ぎて皮を剥くのもむずかしいくらいに硬かったり、 ちょっと遅くてフニャフニャだったりで、 なかなか食べ頃に出会うのがむずかしいリンゴではあるが、 まあ、ハツモノだからね。 このリンゴで七十五日長生きするとはとても思えないけれども。
by lapisland
| 2014-09-10 22:59
| 英国食事情
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