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☆3月12日 晴れのち曇り夕方小雪+gale 2℃/-4℃ 先週末から真冬に逆戻りして、 ここ数日は特に南部がひどいブリザードに襲われている。 うちの辺りは幸いなことに雪は免れたが、 台風並みの強風が吹き荒れ、 気温は-4℃でも体感温度はー15℃以下になったとか。 野菜が切れてしまったので、強風の中をマーケットに出かける。 店が出ていないのではないかしらと思ったけれど、 八百屋さんたちはがんばって店を出していたのでほっとする。 テントも吹き飛ぶかと思うような強風の中、 一軒で買い物をしてはカフェに飛び込んで温まり、 次の買い物に飛び出すというのを2回繰り返して買出し終了。 サツマイモを買ったので、 今日はイギリスのサツマイモ事情について書いておこう。 「イギリスのサツマイモ」と言っても、 寒いイギリスではサツマイモの栽培は難しいので、輸入物になる。 夏が短く、暑さも足りないこの国ではサツマイモはうまく育たない。 ビニールハウスを使用したり、 ロンドンのど真ん中でビルに囲まれていれば 育てられなくはないけれど、たいしたものはできないだろうね。 でも、サツマイモがないわけではなく、 ほぼ1年中マーケットにはスィートポテトが出回っている。 1月から8月まではアメリカ産のBeauregardや Garnet、 Jewelなどの品種が出回り、 8月から1月まではイスラエルからJewelが入って来る。 そしてラッキーであれば、 秋にはニュージーランド産のKumaraが手に入るし、 ホンジュラスからは白いBush Buck(あるいはBushbok)が 入って来るし、つなぎにカリブからの輸入もあるようだ。 主に色はオレンジ色で、時には淡いクリーム色の場合もあるが、 切ってみない事には中の色は分からない。 日本の黄色いホクホクのサツマイモを想像していると、 初めて外国産のサツマイモを食べた人は がっくり来るかもしれないね。 ホクホクというよりは、ベチャッと言う感じだものね。 関西でははずれのふかしイモに当たると、 「あ~あ、べチャイモだった~」なんて言うけれど、 ちょうどそんな感じだ。 NZ産のKumaraは日本のサツマイモのように ホクホクして美味しいが、 それには手間隙がたっぷりかかっている。 (Kumaraについては、またいつか詳細を書くことにしよう。) 私がイギリスに住み始めた頃は、 サツマイモを見つけること自体が少々難しかったくらいだから、 ホクホクではなくても、 年中手に入るようになったのはとてもうれしいことだ。 ホクホクさはなくても、甘さは十分あるので、 ベチャイモに合った料理をすれば、 それなりに美味しく食べることができる。 初めて海外でオレンジ色のサツマイモに遭遇したのは、 ん十年も昔にシカゴのレストランで食べたてんぷらだった。 衣が上手に作ってあったので、サクサク美味しく頂いて、 オレンジのもなかなかいいじゃないの、 と言うのが第一印象だった。 そのあとも、甘ったるいスィーツに変身したものや、 NZでの美味しいKumaraとの出会いやら、 いろんな国でいろんなタイプのサツマイモに出会ったので、 日本のサツマイモでなくっちゃあ! などという気持ちはまったくない。 海外に住んでいると、そこにあるものを使って 口に合うように工夫しなければならないし、 現地の料理法がぴったり合って、 目から鱗ということもよくある。 ホクホクでないサツマイモは、 焼き芋やふかしイモにしても美味しくないので、 ローストか、スープか、スィーツにするのが 一番合っているように思う。 [追記] そう言えば、一昔前のアメリカでは、 地域的にスィートポテトがYam(ヤムイモ)の名で 店頭に並んでいることが多かったように思うが、 今はどうなのだろう。 あれは明らかに間違いで、 スィートポテトとヤムはまったく違う植物なんだよね。 スィートポテト(Ipomoea batatas)は、ヒルガオ科の植物で、 まあ言うなれば朝顔の仲間と言えば分かり易いが、 原産地はペルーやエクアドルの辺りで、 ヤム(Dioscorea )の方はヤマノイモ属の植物で、 西アフリカとアジア原産になる。 日本の山芋もこの仲間に入る。 (左がヤム、右がスィートポテトの一例。 画像はncsweetpotatoesから拝借) Yamについては、Wikipedia参照→ ■
by lapisland
| 2013-03-16 21:56
| 英国食事情
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