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☆8月11日 晴れ午後一時雨+windy 18℃/12℃ いやはや、大西洋の彼方のハリケーンBerth嬢とかやらが、 海を越えてやって来て、熱低に変わったとは言いながら、 ブリテン島のあちらこちらで暴れまくっている。 うちの辺りは時々の雷を伴う豪雨と強風くらいで済んでいるが、 地方によっては大木が倒れたり洪水状態になったりと被害が大きいようだ。 そんなこんなで、この週末はどこにも出かけられず、 停滞する低気圧のせいで、ひどい頭痛と首の痛みに悩まされた。 気温も明け方は12℃、昼間も18~19℃と一気に初秋の気配になってきた。 晴れ間の出た午前中に車で30分ほどの街まで出かけたが、 すでに皮ジャンの女の子やなんとムートンの半コートを着たおばさんに出会って 少々びっくり。 野原や道路脇では、すでにヤナギランやアザミの花が綿毛になって飛び始めている。 そして畑のまわりでは、あちらこちらでニョキニョキ生えている大きな葉っぱから 茎が立ち上がり、トゲトゲしいイガの中からアザミに似た小さな花が覗いている。 葉っぱの大きさは50cmくらいもあり、身の丈は1.5~2.5mくらいに伸びる。 花は7月頃から咲き始め、秋までのかなり長い間咲いている。 この植物が何か、一目でわかる人は農家の人や田舎に住んでる人に違いないね。 でなければ、よほどの野菜好き。 そう、ゴボウにそっくりのこの植物は、こちらではburdockと呼ばれているが、 まさにゴボウのご先祖様のような野生のゴボウなのである。 こちらでは「犬も歩けばゴボウにあたる」というくらいに、 野原や田舎の道路脇など、どこにでも生えている。 中世の英国ではゴボウとタンポポのジュースが飲まれていたと言うことだし、 ヨーロッパではホップの使用が始まるまでは、 ビールの苦味付けに使われたりもしたそうだ。 現在では、ハーブとしての利用以外では、 英国では(たぶんヨーロッパでも)食用としては利用されず、 野菜として栽培しているのは日本と朝鮮半島くらいではないかと思う。 ゴボウはかなり昔に日本に入ってきたそうだが、 食用にし始めたのは江戸時代から明治にかけてだと言うから 思ったほど古い野菜でもないんだねぇ。 スイスの発明家が、このゴボウのトゲトゲ( bracts)が犬の毛に付いたのを観察して、 ベルクロを発明したことはよく知られている話だが、 実際にゴボウのトゲをよく見ると、端っこが鉤のようになっているので、 なるほどと納得する。 はてさて、この野生のゴボウは食用になるのであろうか。 大のゴボウ好きの私は、畑の中を通る度に巨大なゴボウの木を見上げながら、 金平ごぼうやごぼうのてんぷら、トン汁に炊き込みご飯と、 ゴボウの献立を思い浮かべながらため息をついているが、 いまだに掘ってみる勇気はない。
by lapisland
| 2014-08-13 03:27
| 畑の周りのWildflower
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