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すでにコースはイースター前に終了したのだけれど、 書き留めておきたいので、その時のメモから。 ☆4月17日 晴れたり曇ったり 16℃/6℃ 今日で、キッチンガーデンのコースが終わった。 2時間X6回だけのショートコースだったけれど、 久しぶりに新しい知識もしくは忘れてしまっていたことなどを 頭にいっぱい詰め込んで、いい刺激になった。 実はこのコースは、昨年のJへのクリスマスプレゼントの一つのつもりで、 秋に申し込んでおいたものなのね。 お昼のショートコースって女性ばかりの筈だから、 彼一人では絶対に行きっこないのはわかっているから 私も付き添いでコースを取ることにして。 と言うのも、昨年は春から夏にかけて日本に帰っていたから、 その間Jは初めて自分で種まきをしたり、苗を植えたりしてくれたのね。 失敗もあったけれど、成功したものも多かったせいか、 畑に興味を持ってくれるようになったので、 きちんと基礎知識だけは入れておいてほしいと思ったわけ。 たまたまそんな時に、 私が以前に取っていたRHSやC&Gのコースの講師だったリンディが 春にこの短期コースを開くことを知って、申し込んだってわけなのだ。 ふつう、こんな短期コースはハウツーに終始するけれど、 リンディならば、もっと大切なことを教えてくれるだろうと思って。 植え付けの畝幅はこれだけ、深さはこれだけ、・・・なんてことは、 それこそハウツーものの本でも読めばいいことなんだから。 もっと食物を育てると言うことについての全体像を掴んでほしかったのね。 コースは思っていた通り、Jを除くと女性ばかりで、 私たち夫婦を含んで計9人のこじんまりしたクラスで、 キッチンガーデンは未経験でも、かなりのガーデニング経験のある人ばかりだった。 うち数人はナショナル・トラストのキッチンガーデンのボランティアをやっている人で、 あとは何らかの形で、チャリティやコミュニティの運営に関わっている人ばかりのようで、 典型的なこの辺りのミドルクラスの主婦たちなんだけれど、 シャキシャキした人、のんびりした人と、それぞれキャラクターは違っていたが、 個性的な人たちが揃っていたのも、楽しいクラスの要素になった。 一つ間違えると、ミドルクラスの主婦ってのは、 鼻持ちならないスノビッシュなのが多いからね。 授業は期待以上にすばらしい内容で、 6回と言っても、普通だったら8~10回分に当たる内容がびっしりで、 コーヒーブレイクも、結局は飲みながら授業を続けることになって、 キッチンガーデンについてのすべてがぎっしり詰まった授業になった。 それぞれが体験している個人的な問題や疑問にも、 その都度質問に対して丁寧なアドバイスがあり、 コースからすっかり外れてしまったかと思うと、 いつの間にかまた本題に繋がって行く。 彼のコースを取っていたのは、15年ほど前から10年前にかけてだけれど、 その当時の講義は膨大なプリント以外には、 膨大な板書事項(これがね、彼のミミズがのたくったような字が読めなくって 苦労したのよ!)と、膨大なスライドだったが、 10年のブランクは、パソコンと繋げてスクリーンに映しだされる膨大な画像に 変わっていた。 ショートコースで実技がないから、 それを補う膨大な画像は知識を深めてくれるのに大いに役立った。 あまりに内容が多くて、ここに詳細は書けないけれど、 それにあまりに膨大な知識を詰め込んだので、 消化するのはこれから少しずつと言うことになるのだろうけれど、 私が15・6年前に始めてリンディに出会った時のように、 Jにとっては、目から鱗のようなことがいっぱいあったと思う。 コースを取っている間からそれは少しずつ出て来ていて、 たまたまTVで環境汚染の番組を見ていた時に、 「あ、これって、リンディが言っていた~~~ってことに繋がるよね」 なんて言葉がJの口から出てきて、私の方が少々驚くようなこともあった。 今回学んだことが、これから畑仕事や庭仕事を続けて行く中で直面する様々なことに、 どこかで繋がってくれればいいなと思っている。 決して初心者向けのコースというわけではなかったけれど、 Jは元々が理系の人だから、論理的に納得が行けば飲み込みは早い筈だからね。 それと、Jが私のことをちょっとは認めてくれたみたいなのは、 思いがけないボーナスになった。 だって私がAと言うと、必ずBだと反応する天邪鬼な人だから、 ガーデニングに関しても、私が何を言っても聞いてくれるような人ではなかったのだけれど、 コースを取っていた間のリンディと私のやり取りから、何かを感じたのか、 コースを取り始めてから後、私に「これはどうするの」なんて聞いてきたりする。 ちょっとは尊敬する気持ちが芽生えてくれたのかな? (と思うのは、甘いか・・・) 6回目が終わる頃には、 Jが「え~っ、もう終わっちゃうの~」って言うくらいに、 あっという間に過ぎてしまった充実の6週間だった。 私は久しぶりにリンディに会えたのがうれしかったし、 新しいこともいっぱい学ぶことができたので、 付き添いのつもりだったのに、参加して本当によかったと思っている。 この国に来てから、有名無名の数多くのガーデナーに出会ったけれど、 改めて、リンディはその中でもダントツに素晴らしい人だなと思う。 大学で理論ばかり説いているおえらい人や、 反対に現場での経験だけを振り回す庭師ではなく、 彼の場合は、その深い知識が、プロのガーデナーやナーサリーマンとして、 あるいはフィールド研究者としてなどのさまざまな実践に裏付けられているわけだから、 言葉に力があるんだよね。 そして、その底知れない知識や実践を、 惜しみなくまったくの初心者にも分け与えてくれる。 そして、飄々とした人柄が何よりも人を惹きつける。 イギリスに住むようになって間もない頃に、 ガーデンニングの心の師匠と呼ぶのにふさわしい人に出会えたことは、 本当にラッキーだったと思っている。 そして、Jにも私と同じような思いを少しでも感じてもらえたらうれしいな。
by lapisland
| 2014-05-01 04:15
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