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☆2月9日 曇り時々晴れ間夜から雨 7℃/6℃ 2月に入ってから寒さが和らいで、 庭ではスノードロップやシクラメン・コウムが 咲き始めているのだけれど・・・ 寒さのぶり返しがいつやって来るかしら、と思いながら 日々を過ごしている。 さて、私事になるが・・・ Jが退院してから10日以上過ぎて、抗生物質の服用も終わり、 ぼちぼちと普通の生活に戻りつつある。 副作用が出ていないわけではないが、 思っていたほど悪い状態ではないようだし、 痛みは続いているようだが、 いつものやせ我慢で鎮痛剤も服用せず何とかやっている。 (本人が何にも言ってくれないので、想像するしかない のだけれどね) ところがこんな時に、ガスのボイラーが故障して、 先週からお湯無し、セントラルヒーティングなしの生活を 強いられている。 英国人には珍しく、Jは朝晩2回もお風呂に入る人だし、 術後の体に冷えるのはよくないので、 数日間は隣村のホテルに宿泊した。 (物価の高いイギリスの中でも、特に何でも高い地域なので、 ホリデーでもないのに1泊5万円は、トホホだよ。 このお金で小旅行に行けたのにね。) その後、ご近所さんたちから ヒーターの貸し出しとお風呂の提供が相次いで、 隣のLynnさんが鍵を渡してくれているので、 いつでも好きな時にお風呂に入れるようになって、 ホッとしている。 「何で、ホテルに行く前に言ってくれなかったのよ」と、 お叱りを受けてしまったくらいだ。 うちの周りは、まだこんな近所付き合いがあるので、 助かっている。 明日、ようやく部品が届くので、修理が始まる。 運がよければ、明日の夜にはお湯もヒーティングも 使えるかしらね。 なぜ、「運がよければ」なんて書いたかと言うと、 この国では一旦事が起こると、日本のように迅速に 直してもらえると言うわけには行かないからだ。 まずは、エンジニアが故障の原因をみつけることができない。 今回も、3人目にしてようやく発見! 部品がすぐに手に入らないので、届くまで日にちが掛かる。 修理が始まっても、時間通りには修理できないので、 夕方になれば、「はい、さいなら」と、消えてしまう。 翌日になれば、待てど暮らせど約束の時間にやって来ない。 ・・・と、こういうことが、延々と続くのが この国の日常茶飯事だからだ。 東京ガスや大阪ガスに相当するBritish Gasでも、 これがごく普通の状態だ。 そして、こういう事にいちいち腹を立てていたのでは、 この国に住むことはできない。 (とは言っても、腹立つんだけれどね。。。) 少し暖かい日が続いているので、菜園に行って土の準備を、 と思うのだけれど・・・ ボイラーの修理が終わるまでは、なんとなく落ちつかなくって。。。 そういうわけで、こんな落ち着かない日々を乗り切るには、 愉快な園芸家のお話を再読するのが一番かしらね。 (画像はamazon.co.jpから拝借) 初めて読んだのは、ん十年も前だけれど、 折に触れては読み返して、その度にニンマリさせられる。 新訳も出ているが、私にとっての『園芸家12カ月』は、 小松太郎の訳でなくてはならない。 なぜならば、この人自身が園芸を趣味とする人でもあるので、 アマチュア園芸家という人種の熱狂的気質や滑稽さを 充分に知りながら、翻訳をしているからである 当時まだ日本には入っていなかった植物の多くを この翻訳者と共に、胸をワクワクさせながら、 「マンドラゴーラ」、「ペトロカリス・ピレナイカ」 と、呪文のように唱え、未知の植物を想像しながら 読み進めていった若かりし頃の思いが、 この小さな本にはいっぱい詰まっているからだ。 [追記] 『園芸家12カ月』は1929年に出版され、 英訳本は1931年に出されている。 英訳版について書いておくと、 訳者はイートンのスクールマスターだったRobert Weatherall と その妻のチェコスロバキア人Marie Isakovicsovaの二人で、 以後70年以上に渡って、英米両国で唯一の英訳本として 版を重ねたようだ。 小松太郎は、この英訳本から日本語訳をしたように思われる。 英国では、2003年にGeoffrey Newsomeによる新訳が出ている。 私の持っているのは、古い版のものであるが、 英訳本を読んで初めて理解できた部分もあるし、 イギリスでガーデニングをやってみて、 初めて長年の疑問が解けた箇所もかなりある。
by lapisland
| 2011-02-10 07:58
| 番外編
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