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☆1月19日 晴れ 6℃/2℃ 'Gardeners' World' のオフィシャル・ブログによると、 どうやらこの春、Monty Don がBBCのガーデニング番組 'Gardeners’World' に戻って来るようだ。 ( 画像はDaily Mailから拝借) 1996年、それまで長い間プレゼンターを務めていた 敬愛するGeoff Hamilton が急死した後を引き継いだ Alan Titchmarshは、好景気の時代の波に乗って、 お金さえ出せば一夜でガーデン作りが出来るかのような 勘違いを国中に広げ、 イギリス中の庭に、紫や黄色に塗りたくったフェンスと、 雨の多いこの国には合わないデッキを作らせて、 あっさりと引退してしまった。 (あの派手派手なフェンスはその後、どうなったのだろうか。 デッキの方は、今は誰も見向きもせず、 雨で苔が生えたデッキでお年寄りが何人もすべって怪我をし、 デッキの下はラットの格好の住処になっているという。) その後を引き継いで、 Monty Donが 2003年からプレゼンターになったが、 心筋梗塞が原因で、2008年に惜しまれながら 引退したのだった。 戻って来るということは、すっかり体調がよくなったのだろうか。 それならば、とてもうれしいのだけれど。。。 Geoff Hamilton が広めようとしていたオーガニックガ-デニングは、 Alan Titchmarshの時代には中断してしまっていたのだが、 Monty Donが引き継いでから、再びオーガニックガ-デニングへと 方向転換をしていたのに、とても残念なことであった。 彼の後を引き継いだToby Bucklandも同じ路線ではあったのだが、 不景気な時代を余りにも意識しすぎてか、ガーデニングの番組なのか、 DIYの番組なのかわからないようなアプローチの仕方で、 面白くもないので番組を見る気にもなれないでいたのだが。。。 Monty Donが帰って来るとなれば、 また金曜日の夜が楽しみになるね。 彼の静かな声と、土を触るセクシーな大きな手を 思い出している。 それに、元コスチューム・ジュエリーの仕事をしていた だけあって、洗い晒しのシャツを着ているだけでも、 なんとなくお洒落なんだよね、この人。 http://www.guardian.co.uk/environment/video/2008/aug/30/monty.don (Soil Associationのプレジデントとして、食とガーデニングについて 熱っぽく語るMonty Don) Monty Donは36年間のGardeners’ Worldの番組の歴史の中で、 正規に園芸を学んだことのない唯一のプレゼンターである。 彼は子供の頃からガーデニングに親しみ、 独学で自分なりのオーガニックガーデニングの世界を 作り上げた人である。 私は彼がプレゼンターになる前から、雑誌や新聞に掲載されていた 彼の記事を目にしていたが、ケンブリッジで英語を専攻したと言うことだけでは ないだろうが、彼の書く文は心に残るものがあった。 そう言えば、この国のガーデナーやシェフには、 文才のある人がけっこう多いんだよねぇ。 かのChristopher Lloydときたら、植物関係者の中でも、 ぴか一の文章のうまい人で、写真1枚ない分厚い本を、 飽きることなく読み次がせ、本を閉じるまでに何回となく ニヤリとさせられたり、植物の色や香り、テクスチャーまで 文の中に感じさせられるんだよね。 また、私の好きなシェフの一人であるNigel Slaterは、 ガーデナーでもあるのだけれど、彼の少年時代の思い出を 綴った回想記は、シンプルな文の中に60年代の雰囲気を 食べ物を通して存分に味わうことが出来る。 残念ながら、日本の園芸の先生たちの本からは、 How toは学べるけれども、文学的に植物のことを書ける人は 少ないように思う。 [追記] Geoff Hamiltonについては、またいつか書くことになるだろう。
by lapisland
| 2011-01-19 03:19
| 番外編
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